カリフォルニア州住宅販売に回復の兆し、差し押さえ物件を安値で購入

米国居住者の8人に1人が住むカリフォ ルニア州で、住宅需要が回復しつつある。差し押さえ物件を安値で買おうとす る人々が現れ、約2年間減少し続けた住宅販売の流れが変わってきた。

カリフォルニア不動産協会(CAR)の23日付リポートによると、同州 の4月の住宅販売は2.5%増加。前月までは2年半、減少が続いていた。4月 の住宅価格(中央値)は前年同月比32%下落し40万3800ドル(約4200万 円)と、少なくとも過去30年で最大の値下がりとなった。差し押さえ物件の 売却処分の動きが影響した。

住宅差し押さえに関するデータをまとめるリアルティトラックによれば、 同州内では年初から約3万件の差し押さえ物件の競売があり、件数は米国内で 最多だ。ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのエコノミスト、セリア・ チェン氏は、差し押さえ不動産を抱える銀行は売却に必死で、最大40%の値引 きを行っていると指摘する。

チェン氏は「価格低下が買い手を市場に呼び戻すのは確実。住宅価格の中 央値が高くて手が届きにくいカリフォルニアのような州では、特にその傾向が 強い」と述べた。

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