日本株はじり安、市況安受け商社や海運に売り-為替にらみトヨタ軟調

午後の東京株式相場は、株価指数先物主 導でじりじりと指数が下落傾向。原油安から三菱商事や三井物産など大手商社 株、国際石油開発帝石ホールディングスなど鉱業株が安い。ばら積み船市況の 続落で商船三井など海運株も売り優勢。ゴールドマン・サックス証券が業績懸 念から業界判断の「慎重」を再確認した自動車株が安く、東京時間に入ってド ルが弱含みの為替相場をにらみながら、トヨタ自動車は午後に下げが広がった。

カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役は、「原油や為替を含めた企業 業績の先行きの方向感が見えづらい。投資家は悩みどころで、午後は日経平均 1万3800円前後でのもみ合い商状が続く」との見方を示している。

午後1時30分時点の日経平均株価は前日比130円30銭(0.9%)安の1 万3763円1銭、TOPIXは14.14ポイント(1%)安の1354.11。東証1部 の売買高は概算で13億2211万株。値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は 1283。一方、昼休み中の東証立会外では、約335億円のバスケット取引が成立 した。

午後に入り、債券先物買い・株式先物売りの動きが散見されていることも 株価指数の押し上げ要因となっている。

自動車株が午後下げ拡大

トヨタ自動車やホンダなど自動車株が午後に下げ幅が大きくなった。ゴー ルドマン・サックス証券では27日付で、自動車の業界判断「コーシャス」を 強調した。大手3社の上期営業利益が30-40%の減益になる可能性が高いこと や、米国販売がさらに厳しくなりそうなことが背景という。リポートでは悪材 料出尽くし感と円安トレンドから完成車株はリバウンドしているが、本格的な 完成車株の上昇は早くとも、4-6月期の四半期業績のボトムを確認した後だ と結論づけている。

このほか、海外原油先物価格の大幅安を受け、三菱商事など卸売株指数は 午後もTOPIXの下落寄与度トップで推移している。英国のブラウン首相は 28日、英紙ガーディアン(オンライン版)に寄稿。原油高騰について「今年の 主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)経済協議の最重要議題として、原油 高騰の影響に焦点を絞った世界的な戦略を掲げるべきだ」との考えを示した。

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