中国人民元:上昇-インフレ抑制で、当局は人民元上昇容認の観測

28日の中国外国為替取引で、人民元は ドルに対し上昇。政府がインフレ抑制を目指し、人民元の上昇を容認する兆候 があるためだ。

人民元は5月に入り0.55%値上がりしており、上昇率は過去1年で月間 最小となった4月を上回った。中国人民銀行の周小川総裁は26日、四川大地 震の発生を受けて、当局は物価上昇を抑制する措置を確実に実行すべきだとの 認識を明らかにした。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前10時53分(日本時間同11時53分)現在、前日比0.1%高の1ドル=

6.9485元。前日は6.9559元だった。年初来では5.1%上昇し、07年の上 昇率(7%)に接近している。

モルガン・スタンレーの中国担当チーフエコノミスト、王慶氏(香港在 勤)は、「政府は輸入インフレの加速を懸念しており、人民元上昇によってこ れを抑える必要がある」と指摘。また、「4月はドルが主要通貨に対して反発 し、人民元の上昇を減速させた」と述べた。

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