短期市場:翌日物0.50-0.505%、税揚げ越えの運用慎重-金先もみ合い

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.505%中心。準備預金残高が前日に比べて拡大され、取引一巡後は0.50%に 弱含んでいる。6月初旬の税揚げ日を越える1週間物では、前日に比べて運用側 が慎重になっており、調達希望金利がやや強含んでいる。

翌日物は27日の加重平均0.503%に対して、国内銀の調達が0.50%、外銀 の調達は0.505%で開始。朝の金融調節見送り後は0.50%に運用側が歩み寄って いる。月末越えのレポ(現金担保付債券貸借)が0.5%台半ばまでの上昇にとど まるなど、税揚げ日までは足元資金に余裕もありそうだ。

インターバンクの市場関係者によると、日銀の吸収オペが見送られ、翌日物 は落ち着いた展開だという。ただ、税揚げ日を越える取引は地方銀行の運用もあ まり見られず、全般的に資金の出しが薄い中、調達側がじりじりと金利を引き上 げているという。

6月3日、4日の税揚げ日をまたぐ無担保コールの1週間程度の取引は、外 銀の調達希望が0.58-0.59%、国内銀は0.56-0.57%で調達意欲しっかりの展 開だ。前日は0.57%前後で取引されたが、この日は運用希望が少ないことが意 識されているもようだ。

4月下旬の債券急落以降、国内銀の債券売却資金が足元に流入しているとみ られ、レポは0.50-0.52%で低位安定。資金需要が高まる月末越えも0.55%ま で上昇した後、運用意欲がしっかりしているもようだ。潤沢な足元資金は国内銀 が税揚げ日に早めに備えた面もあるとみられる。

朝の定例調節が見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は前日比3000億円 増加の5兆6000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆6800億円)と積み終了 先から推計した実質的な中立水準は4兆8000億円程度に下がっており、資金需 給の余裕度は増している。

金利先物もみ合い

午前のユーロ円金利先物相場はもみ合い。原油高や円高の一服で続伸してい た株価が下落に転じると、前日の米金利上昇で売りが先行した債券や金先には買 い戻しも見られた。ただ、あすの2年債入札を控えて中期債には警戒感もあり、 期先限月を中心にやや売りが目立っている。

中心限月2008年12月物は前日比0.015ポイント安い99.000(1%)と前 日の安値に並ぶ場面も見られたが、株安で債券先物が急速に買い戻されると、一 時0.010ポイント高の99.025まで買われた。その後は前日の清算値99.015付近 で推移している。

期先限月は一時0.030ポイント前後下落する場面も見られた。既発2年債利 回りは朝方に0.5ベーシスポイント上昇の0.860%と、4月下旬以降の最高水準 (価格は最安値)まで売られた。その後は0.845-0.850%まで買い戻された。

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