カナモトは小動き、建機レンタル減り減益予想に-海外需要はおう盛

建機レンタル最大手、カナモトの株価が前 日終値をはさんでもみ合い。景気低迷に伴う建設需要の落ち込みや、ガソリン 税など暫定税率の期限切れによる工事停止で建機レンタルが低迷、2008年10月 期(今期)の業績予想を下方修正した。ただこれらは業績悪化要因としてすで に認識されていたため、新たに売り込む向きは少ない。一方、海外需要は引き 続きおう盛なことが確認され、売り買いが交錯している。

株価は前日比3円(0.5%)安の616円を付けた後に切り返し、6円高の625 円まで上昇した。

同社は27日の取引時間終了後に今期連結業績予想の修正を発表。本業のも うけを示す営業利益は従来予想の46億円から36億円に減額され、増益から一 転減益見通しとなった。

同社社長室の高山雄一・広報担当課長は、地方では建設需要の低迷に加え、 暫定税率の期限切れによる道路工事の停止も響き、レンタル需要が低迷。「通 期業績予想を保守的に捉えざるを得なくなった」と説明する。半面、改正・建 築基準法の施行で遅延があった工事着工は、1月後半から大都市圏を中心に回 復に向かっているという。

業績を支えているのは中古建機。「中東ではドバイなどの産油国で需要が 伸びている。こ経済発展が目覚しい東南アジアや中国のほか、北米でも需要は おう盛」(高山氏)という。円高の進行が収益の伸びを抑制するものの、拡大 基調は維持していく。

カナモトの株価は、公共事業の減少や価格競争への警戒感を背景に低迷、 08年3月13日には538円と07年6月26日に記録した直近高値1358円から6 割下落した。

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