債券相場は軟調、米債安・株高受け売り優勢―先物は一時134円割れに

債券相場は軟調(利回りは上昇)。前日の米 国市場で株高・債券安となった流れを継続。日経平均株価も続伸して始まって おり、円債市場では売りが先行している。あす実施の2年国債入札に向けたヘ ッジ売りも出ている。先物6月物は一時、3営業日ぶりに134円割れとなった。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比15銭安の134円20銭で寄り付 いた。その後も売り優勢の展開となり、いったんは36銭安い133円99銭まで 下落。23日以来の134円割れとなった。その後は134円20銭付近で取引されて いる。

午前9時28分時点の6月物の売買高は6948億円程度。

DIAMアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネジャー、山 崎信人氏は、「きのうは米金利が若干上昇したので、日本も金利が上昇して始ま った後、不安定な中、もみ合う展開を見込んでいる」と話していた。

現物債市場で新発10年物の292回債利回りは、前日比1ベーシスポイント (bp)高い1.77%で取引を開始。いったんは1.785%まで上昇し、前日につけ た昨年8月以来の高水準に並んだ。その後は1.775%で取引されている。

日経平均株価は続伸。前日比43円83銭高の1万3937円14銭で寄り付い た。

財務省は、29日に2年国債入札を実施。今回の入札では、表面利率(クー ポン)は前回債の0.7%から、0.8%か0.9%に引き上げられる見通し。発行額 は前回債と同じ1兆7000億円程度。

米国市場は株高・債券安

27日の米国債相場は下落。石油価格が最高値圏にあり、インフレ加速や米 連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げ観測が強まっていることを背景 に、2年債と5年債合計490億ドルの入札を控えた市場では売りが優勢だった。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは前週末比 7bp上昇して2.50%。10年債利回りは前日比8bp上昇の3.92%。

米財務省は28日に2年債(300億ドル)を、29日に5年債(190億ドル) の入札を実施する。

一方、米株式相場は反発。原油相場の下落を好感し、消費関連株に買いが 入った。アナリストの買い推奨を受け、ハイテク株中心に上昇した。

--共同取材:池田祐美、吉川淳子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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