UBS商品部門の共同責任者が退社へ、新設ヘッジファンドに移籍

スイス銀行最大手UBSの商品部門グロ ーバル共同責任者を7カ月務めたハンター・シベリー氏(38)が近く退社し、 エネルギー先物取引を手掛ける新設のヘッジファンドに移籍する見通しだ。

UBSの投資銀行部門責任者、ジャーカー・ヨハンソン氏は27日付の社 内文書で、シベリー氏は商品部門の北米エネルギー事業引き継ぎのため、今後 2カ月間は同社にとどまると説明した。昨年11月、シベリー氏と同時に商品 部門の共同責任者に指名されたトッド・モラキス氏が今後、商品部門を率いる。 商品部門は米コネティカット州にあり、社内文書の内容はUBS広報担当のサ ラ・スモール氏(ロンドン在勤)が確認した。

米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン危機で世界の金融機 関の中で最も大きな損失を被ったUBSは今年1月、カナダでの電力と天然ガ スのトレーディングを減らすとともに、一部の欧州エネルギー市場から撤退す る方針を表明している。関係者によると、シベリー氏は7億5000万ドル(約 780億円)の資金調達を目指すファンド、サスコ・エナジー・パートナーズに 移籍する計画だ。

サスコは、エネルギー事業持ち株会社センプラ・エナジー傘下のセンプ ラ・エナジー・トレーディングの共同創業者、トッド・エッセ氏が設立し、6 月にトレーディングを開始する。エッセ氏とシベリー氏は、コメントを控えた。

シベリー氏は2004年からUBSに在籍。その前は破たんしたエネルギー 会社エンロンで天然ガスのトレーディングの立ち上げを手掛けた。エッセ氏は 1992年から94年にかけて、エンロンに勤務していた。

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