ブラジルの鉄鉱石輸出港:混雑が深刻化-豪州企業の価格交渉停滞で

世界最大の鉄鉱石生産国であるブラジル で鉄鉱石の運搬船の混雑が悪化している。鉄鋼メーカーが、供給業者による価 格設定が遅れているオーストラリアからの供給の代替となる鉄鉱石の確保を目 指していることが要因。

港湾を所有する世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラジルのヴァリ(旧リオド セ)が集計し、ウェブサイトに掲載したデータによると、ポンタ・ダ・マデイ ラ港、ツバラオ港、イタグアイ港に停泊しているか入港を待機している船舶数 は27日、155隻と、1カ月前の152隻から増加した。ヴァリの広報担当者はこ のデータに関する詳細なコメントは控えた。

ヴァリは世界の鉄鋼メーカーと、2―4月に2008年度(08年4月-09年 3月)の鉄鉱石の年次供給契約を締結。価格交渉は65-86.7%の値上げで決着 した。一方、競合する英豪系リオ・ティントと豪BHPビリトンは、顧客企業 との価格交渉で合意に至っていない。

カナダの海運会社フェドナビ・インターナショナルのリオデジャネイロ事 務所のテバー・コンテンテ代表はインタビューで「豪州の鉄鉱石生産会社の契 約価格をめぐる戦いがブラジル産鉄鉱石の荷積みラッシュを引き起こしてい る」と指摘。「原油相場の高騰で運搬レートが引き続き最高水準で推移すると みられるなか、中国の需要が大幅に増加している」との見方を示した。

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