気候変動で干ばつや穀物不足が深刻化、食料価格は上昇へ-米政府予想

米政府は27日、地球温暖化の影響で向こ う50年間に米国で干ばつが増加して穀物が不足し、食料価格の上昇が加速す るとの見通しを示した。

ワシントンで同日発表された複数の政府機関による調査結果によると、今 後、森林火災や害虫が増加し、降雨の変動性が高まるほか、動物は猛暑の影響 をより強く受けると予想される。このような状況に対応するため、農家は土地 や水の管理方法を変更する必要が出てくるとみられる。

リポートの農業に関する章の執筆責任者で、米農務省の土壌耕作研究所の ディレクター、ジェリー・ハットフィールド氏は27日の電話会議で、調査は、 観測で明らかになった気候変動の影響や、潜在的な傾向の研究に基づいている と述べた。一方で、同氏は、米モンサントや米デュポンなどの種子メーカーの 支援により、農家は穀物生産全体を引き続き増やすことができる可能性もある としている。また、天候の変動性が高まり、1年ごとの変化が拡大するとの見 通しも示した。

ハットフィールド氏は「気温やそれに対する反応を観察すれば、確かに、 穀物生産は極端な変化を遂げている可能性がある」と指摘。この変化は「農業 に途方もない影響を及ぼすだろう」との見方を示した。

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