短期市場:翌日物横ばいか、月末越えレポ上昇限定-税揚げは需要継続

短期金融市場の無担保コール翌日物は横ば いか。月末を控えて国内銀行の調達が底堅いものの、月末越えのレポ(現金担保 付債券貸借)は0.5%台半ばまでの上昇で運用意欲も引き続き強い。一方、6月 初旬の税揚げ日を越える資金需要は継続しているとみられ、同1週間物の動向が 注目される。

27日の加重平均金利は0.2ベーシスポイント低下の0.503%。準備預金5.3 兆円のもと、国内銀や外銀の調達は変わらず0.50-0.505%だった。大手行の

0.50%の調達は底堅かった。28日スタート分は0.51-0.52%、ユーロ(オフシ ョア)円は0.50%程度、レポは0.51%程度だった。

月末が接近しても翌日物は0.50-0.505%の落ち着いた展開だ。準備預金の 積み上げが順調なうえ、4月下旬の債券急落以降、国内銀の債券売却資金が足元 に流入しているとみられ、レポが0.50-0.52%で安定している。資金需要が高 まる月末越えも0.55%まで上昇した後、運用意欲が高まっているもようだ。

国内銀の手元資金は6月3日、4日の税揚げに備えた面もあるとみられる。 法人税を国庫に納める金額が大きいため、早めに備えている。税揚げの資金需要 は幅広い業態から指摘され、無担保コール1週間物が0.57-0.59%程度。日銀 の6月期日の供給オペは0.55%で落ち着いているが、コールは運用側が慎重で、 調達が強まる可能性もある。

吸収オペの可能性も-準備預金5.6兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比2000億 円増加の7兆6000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は3000億円増の5兆 6000億円程度になる見込み。市場では調節見送りの見方と、2000億-3000億円 程度の資金吸収オペの予想もある。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆6800億円)と積み終了先(27日は 1200億円)から推計した実質的な中立水準は4兆8000億円程度とみられる。

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