カナダ・ドル:4日続落、米景気減速懸念と原油安で-国債利回り上昇

27日の外国為替市場で、カナダ・ドルは4 営業日続落。3月以来で最長の下落局面となっている。カナダ最大の輸出市場 である米国の経済がさらに悪化する兆しがあるなかで原油価格が下落したこと から売られた。

カナダ・ドルは1週間ぶりの安値を付けた。原油相場は22日に過去最高値 に達した後、1バレル当たり129ドルを下回る水準に低下した。金や原油など の国際商品はカナダ輸出の54%を占める。アルバータ州のオイルサンドは中東 以外では最大の原油埋蔵量を有する。

RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジスト、デービッド・ ワット氏(トロント在勤)は、「原油相場は若干上がり過ぎ、バブルではないか との疑問が出始めている」と指摘。「米経済見通しに関する疑念も再燃している。 カナダ輸出は米国内の消費と密接に結び付いている」と説明した。

カナダ・ドルは、トロント時間午後3時10分(日本時間28日午前4時10 分)現在、前日比0.4%安の1米ドル=0.9948カナダ・ドル(1カナダ・ドル =1.0053米ドル)。前日は0.9911カナダ・ドルだった。一時は0.9949カナ ダ・ドルと、20日以来の安値を付けた。前回4営業日続落となったのは、3月 31日までの期間だった。

カナダ2年物国債(表面利率3.75%、2010年6月償還)の利回りは、4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.06%。価格は9セント 下げて、101.35カナダ・ドル。

カナダ10年物国債(表面利率4%、2017年6月償還)の利回りは、2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.67%。価格は17セント下 げて、102.55カナダ・ドル。

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