米GM株が1982年以来の安値-シティが原料高理由に投資判断下げ(2)

27日のニューヨーク株式市場では、米自動 車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が1982年以来の安値となった。同 社の株式投資判断を、米シティグループが「買い」から「ホールド」に引き下げ たのが手掛かり。原材料費上昇で現金を取り崩す「キャッシュバーンのリスク」 を理由に挙げた。

シティのアナリスト、イタイ・ミカエリ氏らは27日付リポートで、「自動 車産業のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は2008年以降も悪化する方向に ある」と指摘した。

ミカエリ氏はGMの代わりに、米自動車部品メーカーのアメリカン・アクス ル・アンド・マニュファクチャリング・ホールディングスの株式購入を投資家に 推奨した。アメリカン・アクスルはGMに比べて流動性が高い上に、新規事業の 機会が多く、新労働協約の下で人件費節減の余地が大きいとし、投資判断を「買 い」と、これまでの「ホールド」から引き上げた。

GMの株価終値は前営業日比18セント(1%)安の17.42ドルと、1982 年10月以来の安値だった。年初来騰落率はマイナス30%に達している。一方、 アメリカン・アクスルは59セント(3.2%)高の19.03ドル。

シティによると、GMは引き続き「華々しい長期的な事業再編の道筋」の途 上にあるが、元子会社で米自動車・住宅ローン大手GMACや自動車部品メーカ ー、デルファイによる収益押し下げで株価の上昇は限定的になる可能性がある。

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