米AIGの収益見通し引き下げ、赤字や増資で-フォックス・ピット

フォックス・ピット・ケルトン・コクラ ン・キャロニア・ウォーカーのアナリスト、ゲーリー・ランサム氏は27日、保 険最大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の2008年 通期の1株利益見通しを約半分に引き下げた。同社が08年1-3月(第1四半 期)に過去最大の赤字を記録し、203億ドル(約2兆1000億円)を調達したこ とが理由。

ランサム氏がまとめた27日付リポートによると、AIGの1株利益は08 年が2.10ドル、09年は5.85ドルになる見通し。従来見通しは08年が4.50ド ル、09年は7.50ドルだった。

AIGは住宅関連の評価損計上で大幅に減少した資本の増強に向けて、債券 や株式、株式への転換が可能なエクイティユニットを発行。既存の投資家の持ち 分が希薄化した。AIGが8日発表した第1四半期決算で78億1000万ドルの 赤字となったことに伴い、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S& P)、フィッチ・レーティングス、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは AIGの信用格付けを相次いで引き下げた。

ランサム氏は「住宅ローン関連残高が引き続きAIG株に影響を与えるだろ う」と指摘した。同氏はAIGの投資判断を「アウトパフォーム」としており、 同社が大半の同業者より早いペースで成長するとみている。

AIGの株価は前営業日比33セント安の36.62ドルで終了した。年初来騰 落率はマイナス37%。

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