IMFエコノミスト:原油一段高は世界的なリセッション招きかねない

国際通貨基金(IMF)のエコノミストは 27日に発表した研究報告で、原油価格が大幅に上昇した場合、世界的なリセッ ション(景気後退)を招きかねないとの見通しを示した。

IMFのヌールディン・クリチェン氏は研究報告で、原油価格が近いうちに 下落すると考える理由はないと指摘。原油市場の安定化には恐らく「慎重な金融 政策」が必要になると分析した。

同報告書は「短期予測としては、現在見られるトレンドが持続することにな るだろう」と予想した上で、「他の商品相場の激しい動きや、通貨の下落、金融 市場の悪化を考慮すれば、世界的なリセッションを招くことなしに、最近の原油 相場のトレンドがさらに継続することはないのではないか」と予測した。

また「現在のトレンドの持続は激しい商品の高騰を招き、結局は維持できな いことになり得る」と指摘。「より懸念されるのは、産油国が世界の埋蔵資源の 急速な値下がりへの懸念を強めていることだ。これは原油供給を抑制しかねな い」と説明した。

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