欧州債:利回り格差縮小-インフレ懸念で据え置き観測が強まる

欧州国債市場では、独2年債に対する同10 年債の上乗せ利回りが縮小した。高値水準にある原油価格の影響で、欧州中央銀行 (ECB)がインフレ抑制に向けて政策金利を据え置くとの観測が強まったことが 背景。

原油相場がバレル当たり133ドル台を超えたことを受け、独2年債と同10年 債の利回り格差は10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、昨年8月8 日以来の最小となった。インフレ連動債の相場動向によれば、物価上昇が加速する との観測から、インフレ期待は4年ぶり高水準まで上昇した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ペーター・ミューラー氏(フランクフル ト在勤)は、「欧米市場では極めて高いインフレ率が国債利回りを押し上げている。 特に短期債が顕著だ」と指摘した。

ロンドン時間午後4時27分現在、ドイツ2年国債利回りは前日比ほぼ変わら ずの4.21%。同国債(2010年3月償還、表面利率3%)価格は0.01ポイント 上げ97.95。10年債利回りは1bp上げ4.31%となった。2年債に対する10年 債の上乗せ利回りは過去1週間で9bp縮小した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE