米リーマン、モルガンS、ゴールドマンの業績予想を下方修正-BOA

米バンク・オブ・アメリカ(BOA)は27 日、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスとモルガン・スタンレー、ゴ ールドマン・サックス・グループの2008年3-5月(第2四半期)業績予想を 下方修正した。経済成長減速と資産評価損拡大リスクを理由としている。

マイケル・ヘクト氏らBOAのアナリストは同日付のリポートで、リーマ ンの業績予想を1株当たり50セントの赤字と、従来の同76セントの黒字から 下方修正した。モルガン・スタンレーの利益予想は同95セントと従来の1.40 ドルから引き下げ、ゴールドマンについても3.45ドル(従来予想は3.75ドル) とした。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機発生前に米住宅 ローン担保証券(MBS)引き受け1位だったリーマンは住宅ローン関連資産 処理に加え、これまでに公表した評価損が同業他社並みに現実に即しているこ とを投資家に納得させることで苦戦し、株価は今年、同業他社の値動きを下回 っている。BOAはリポートで、米国のこれら大手投資銀行が保有する資産の 価値はバランスシート上で計上されている額よりも約20%低いとの概算を示 した。

ヘクト氏は、資産評価への懸念が引き続き投資銀行株「見送りの理由とな り、割安感や底を打ったとの見方を理由に同業界への投資が急回復することは ないだろう」と指摘した。

リポートによると、大手投資銀行の株価純資産倍率(PBR)は1.43倍と、 ここ5年間の平均の1.96倍を下回っているものの、「バランスシート上の非流 動資産の増加」に基づいて調整したPBRは1.78倍となる。投資銀行株が底を 打ったとは考えにくいとアナリストらは指摘している。

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