中国人民元:今年最大の下げ-人民銀が元の一方的な上昇抑制との見方

中国外国為替取引では、人民元がドルに対 し、昨年12月以来で最大の下げとなった。中国人民銀行が元の一方的な上昇 を見込んだ投機の抑制を望んでいるとの見方が広がったことが背景。

人民元は9営業日ぶりに下げ、ほぼ3年前にペッグ(連動)制が廃止され て以来の高値から反落した。人民元の4月の上昇率が過去1年で最小だったこ とを受け、トレーダーらは今後1年の元上昇幅の見通しを後退させていた。

中国銀行の為替トレーダー、ウェン・リ氏(北京在勤)は、人民元相場の振 れが「短期的な不透明感を高めるとともに、元上昇を見込んだ投資を抑制す る」と述べ、「人民元相場が1カ月余り停滞したことから、市場は相場上昇へ の確信を完全には取り戻していない」と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.28%安の1ドル=6.9559元。前日 は6.9366元だった。人民元は今月に入って0.45%上昇しており、上昇率は4 月の0.36%を上回っている。

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