ドコモ:夏向け19機種を発表、動画強化-家庭用IP電話の機能も(3)

携帯電話の新規契約でKDDIやソフト バンクモバイルに押されている国内最大手NTTドコモは27日、3社のトッ プを切って夏場向け端末19機種を発表した。他社との通話割引競争で音声収 入の先行きが期待薄な中、データ通信収入の増を狙って容量の大きい動画の送 受信機能などを強化した。6月1日から順次発売する。

またNEC製の1機種では、自宅でIP電話としても使える「固定と携帯 の融合(FMC)」サービスを、国内初と銘打って始める。これは現在手掛け ている法人向けメニューの家庭への転用。

新端末のうち高級機種は6月から7月にかけ投入、その他の機種も9月ま でに順次発売する。ドコモは3月以降、携帯・PHSの合算での国内シェアで 50%を割り込み、4月には新規獲得よりも既存顧客つなぎ止めに力点を置く新 ブランド戦略を打ち出している。

中村維夫ドコモ社長は27日の発表会で「本格的な『ケータイ動画時代の 幕開け』」が訪れると強調した。新端末では動画視聴機能の強化に合わせ、ア ニメーションが入ったメールを送受信可能にするなどして、データ通信の収入 増を図っている。

「動画以外に何が」

関連して永田清人執行役員は発表会後のアナリスト説明会で、現状で携帯 の機能が進化するとすれば「動画以外に何がある」と見ていると説明。この流 れに「乗り遅れるとえらいことになる、という感覚だけはある」と語った。

法人向けFMCは2006年11月にサービスを開始。携帯端末をオフィス内 では固定回線経由の内線電話として使える仕組みだが、6月から家庭向けにも 導入する。月1029円の使用料を払えばIP電話としても利用できるほか、無 線LAN(域内通信網)に対応し、動画など大容量データの送受信も容易にな る。

ドコモの株価終値は、前日比4000円(2.5%)高の16万4000円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE