カップル探しも福利厚生の時代、市場成長へ見せ方努力-ツヴァイ社長

大手スーパーイオン系列で、コンピュー ター利用の結婚相手紹介サービス大手であるツヴァイの田路正社長は27日放 映のブルームバーグ・テレビで、独身者の増加傾向を背景に市場拡大に自信を 見せるとともに、法人会員の増加を通じ一層の顧客上積みを図る考えを示した。

田路社長は、現在の法人企業会員が700社で、ここから入会する顧客比率 が全体の30%に達していることを明らかにした上で、「企業も福利厚生の1 つという位置付けでわれわれと契約しており、今後ももっと増えそう。法人は ツヴァイの強みの1つで、積極的に増やしていきたい」と述べた。

ツヴァイは1984年11月の設立で、2004年10月にジャスダック市場に株 式公開。昨年12月に東証2部上場を果たした。田路社長によると、同社ビジ ネスの「一番のポイントは、『双方向でベストマッチング』。男女それぞれが 自分、パートナーに求めることを約2時間聞き、それをコンピューターに入力 して双方とも求め合っている人をピックアップし、双方に同時に伝える。付加 的要素として、人が介在して仲を取り持っている」という。

会員数は現在4万人。足元は「横ばい状態だが、市場規模は国勢調査を見 ても25歳から44歳の独身者は1400万人、その前の国勢調査では1300万人な ので、日本の人口は減少期に入っているが、われわれの市場はまだまだ拡大し 続けている」と、田路社長は見る。その上で、「われわれのサービスをいかに 広く認知してもらい、使ってもらうかが重要。現在こういうビジネスを利用し ている人々は全国で60万人と経済産業省では試算している。顕在化率の低い 発展途上の産業と言え、やり方によっては非常に大きく成長する可能性を秘め た業界」との認識を示した。

会員数は30代中心、伸び率は40代

ツヴァイによると、会員数の比率は30代が46%、40代が42%と双方で 8割以上を占め、そのほか20代3%、50代8%、60代1%。伸び率では30 代が63%、40代が25%、20代8%、50代3%、60代1%となっている。

田路社長は、「会員数で見ると30代が中心だが、伸び率で見ると40代が 男女合算で昨年対比130%の伸び率。今後も40代前後の会員がもっと増えよ う。人口的にも一番ボリュームが大きくなりつつあるところで、人口構成とよ く似た会員構成になっていく」と予想した。

また田路社長は、同社サービスの利用意向が強い潜在層は独身者1400万 人のうち、280万人程度いると見た上で、「そうした人たちにいかに入会して 頂くか。われわれは無形サービスを提供しており、できるだけサービスを見え やすくする必要がある。また業界全体としてのアピールも必要で、現在業界団 体設立に向けて取り組んでいる」と話した。

同社では昨年、イオンのショッピングセンターで説明会を何度も開き、 「どのように男女がマッチングしているのかを実際にデモンストレーションし ている。今後もイオンのショッピングセンター、ターミナルを利用し、もっと 『見える化』をしたい」と、田路社長は言う。

ツヴァイの2009年2月期の単独業績見込みは、売上高が前期比2.8%増 の46億円、純利益が1.9%増の3億2000万円、1株利益が82円、1株当た り配当は25円を計画。27日の株価は前日比9円(1.3%)高の714円。

--共同取材:柿崎 元子 Editor:Makiko Asai、Shintaro Inkyo

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