短期市場:翌日物金利0.50%付近で安定推移、月末接近も需要は限定的

この日の短期金融市場で無担保コール翌 日物金利は、日本銀行の誘導目標である0.50%付近で推移した。資金決済が集 中する月末に向けた金融機関の調達や、6月初旬の法人税の国庫納付(税揚 げ)日の接近などによる資金需要がそれほど強くなかったことや、日銀がやや 緩めの調節を継続したこともあって落ち着いた取引が続いた。

無担保コール翌日物金利は、朝方から国内大手銀行を中心に0.50%程度で の資金調達が進んだ。外国銀行などは0.505%程度での取引が増えたもよう。 その後もおおむね0.50-0.505%で推移し、午後に入っても0.50%付近で取引 された。

この日は月末や税揚げ日の接近要因などで、翌日物金利は0.50―0.51%程 度で推移するとの見方が多かったが、こうした予想の下限での取引が多かった。

午前9時20分の定例金融調節は見送り。この結果、27日の当座預金残高 は前日比1000億円減少の7兆4000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は 5兆3000億円程度となる見込みだ。

準備預金の積み上げペースを示す残り要積立額(1日平均)は4兆7100 億円となり、積み終了先(26日は1600億円)から推計した実質的な準備預金 の中立的な水準は4兆9000億円程度とみられ、やや緩めの金融調節が続いた。

共通担保資金供給オペ、落札金利は前回並み

日銀が午後1時の金融調節で、資金供給目的で行った本店分の共通担保資 金供給オペ(5月28日―6月23日)4000億円の落札結果では最低金利が

0.55%となった。平均は0.553%%。

また、日銀が同時に実施した全店分の共通担保資金供給オペ(5月29日 ―8月29日)8000億円の落札結果では最低金利が0.57%となった。平均は

0.572%。前回26日に実施された本店分の期間が約3カ月程度の同オペの最低 金利0.57%、平均0.571%とほぼ横ばいだった。

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