中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値付近-当局がインフレ抑制確約

27日の中国外国為替取引では、人民元 がドルに対し、2005年のペッグ(連動)制廃止後の最高値付近で取引されて いる。中国人民銀行の周小川総裁が「行き過ぎた」インフレを防ぐと確約した ことを受け、人民元の上昇が加速するとの観測が広がった。

人民元は5月半ば以降、上昇ペースを回復している。それ以前は1カ月余 りの間、1ドル=7元前後の水準にとどまっていた。周総裁は26日、人民銀 のウェブサイトに掲示した声明で、四川大地震を受けて、当局が中国の経済成 長を確実にするために行動する意向であることを明らかにした。

中信銀行の為替アナリスト、ヤン・シェンクン氏(北京在勤)は、「イン フレ抑制の必要性が依然人民元の上昇をけん引する主な要因となっている」と 指摘。一方で、「人民元の上昇加速はホットマネーの大量流入を引き起こし、 国内の過剰流動性を拡大する可能性がある」との考えを示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前10時7分(日本時間同11時7分)現在、1ドル=6.9392元。前日は

6.9366元だった。人民元は今月に入り0.69%上昇しており、上昇率は4月 の0.36%を上回っている。

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