マキタや東芝機、コマツなど機械株も堅調、価格転嫁進みやすい業種

マキタや東芝機械、コマツなど午前の日 本株市場では機械株が堅調に推移した。紙・パルプ、鉄鋼など相対的に製品価 格への価格転嫁が進みやすいとみられる業種が買われる中で、新興国の経済発 展などに伴う需要堅調などから、機械株もそうした業種の1つと見られた。

個別銘柄の値動きは、日興シティグループ証券が投資判断を「2(ホール ド)」から「1(買い)」に引き上げたマキタが200円(5.2%)高の4060円、 三菱UFJ証券が判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(強いアウトパ フォーム)」に引き上げた東芝機が6.1%高の771円で午前を終了。このほか、 ダイキン工業が2.5%高の5250円、コマツが2.2%高の3240円、ジェイテク トが3.7%高の1743円、クボタが1.4%高の803円など。東証業種別33指数 の機械株指数は1.5%高の1286.81ポイントで、TOPIXに対する上昇寄与 度で5位。採用123銘柄で、値上がり84、値下がり31、変わらず8だった。

みずほインベスターズ証券の相馬宏幸アナリストは、ブルームバーグ・テ レビとのインタビューで機械株について、原材料高は収益の負担になる半面、 「新興市場の伸びにいかに取り組むかが焦点。ユーザーのニーズが強く、多少 目をつぶっても買うため、価格転嫁はスムーズに進もう」との認識を示した。

相馬氏は、中でもコマツ、日立建機の建機大手2社に注目。コマツに関し ては、新興国向けでは最大手の米キャタピラーをしのぐほか、需要にマッチし た生産体制でキャッシュフローの改善に取り組んでいる点などを指摘、世界の 機械セクターの中で「良いポジションについている」と見ている。

日立建に関しては、「コマツやキャタピラーには遅れているが、ロシアで は先行。生産能力拡大、拠点整備を進めており、今期の業績伸び率は縮んでい るが、機械全体、TOPIX銘柄などに比べて悪くない」(相馬氏)と話す。

コマツの2009年3月期の連結経常利益計画値は、前期比9.6%増の3530 億円、純利益は4.9%増の2190億円で、純利益は連続で過去最高を更新する 見込み。日立建の経常利益予想は0.4%増の1010億円で、いずれも新光総合 研究所が23日時点でまとめた上場1229社による今期の経常利益伸び率マイナ ス4.8%を上回っている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE