ベルーナ株が反発、中期計画の達成延長も自社株買いを好感-需給好転

カタログ通信販売を行うベルーナの株価が 反発。一時前日比41円(5.1%)高の853円まで上昇した。同社は26日、中期 経営計画での営業利益目標の達成時期を2年先延ばしする一方、100万株を上限 とする自己株式の取得を発表した。達成の延期は業績面でマイナス材料だが、 資本効率の向上や需給好転を見込む買いが優勢となっている。

リテラ・クレア証券の井原翼投資情報部長は、「最近は自社株買いなど需 給面で好材料が発表されると株価は敏感に反応する。中期経営計画の達成時期 延期よりも材料視された」との認識を示した。

ベルーナは26日の取引終了後、100万株、10億円を上限に自己株式を取得 すると発表した。取得期間は5月27日から2009年3月31日までで、経営環境 の変化に対応した資本政策を行うことが狙い。

同時に、中期経営計画「あすなろ計画」の修正を発表。カタログ事業で雑 貨・家具系が不振なうえ、インターネットやモバイルを通じた通信販売も伸び 悩み、当初計画に対して大きな乖離が発生している。このため営業利益200億 円の達成時期を当初の2011年3月期から2013年3月期へと2年先延ばしした。

同社IR担当の中西信昭氏は、「今後は、ネットと紙ベースのカタログと のコラボレーションで総合力を発揮していきたい」と話している。

フィデリティの関連会社が大量保有

ベルーナに関しては22日、米国マサチューセッツに拠点を置くフィデリテ ィ投信の関係会社エフエムアールが関東財務局に提出した大量保有報告書で、 ベルーナ株式を15日までに合計300万株保有し、発行済み株式総数に対する保 有比率を5.30%にしたことが明らかになっている。保有目的は「顧客の財産を 信託証書および契約などに基づき運用するため」とし、「保有証券の名義人は顧 客の選択した銀行(カストディアンバンクまたは信託銀行)などになる」と説 明している。

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