しまむら株が反落、5月の既存店販売は9%減少-野村証は格下げ

衣料の専門店チェーンを展開するしまむら 株が反落。一時、前日比350円(4.2%)安の8080円まで下げた。5月の既存店 の売上高が大きく落ち込んだうえ、調達コストの上昇懸念もあり、今期(09年 2月期)利益は会社計画を下回るとの見方が強まっている。野村証券が投資判 断を「2(買い)」から「3(中立)」引き下げたことも、下落要因となった。

しまむらが26日発表した月次売上速報(5月度)によると、主力のしまむ ら業態の既存店は前年同月比9.0%減と2カ月連続で前年実績を割り込んだ。関 東で週末に雨が多かったうえ、全国的に低温となるなど天候に恵まれなかった ことが影響した。夏物衣料はティーンズや紳士ヤングのTシャツを除き動きが 弱かった。この結果、3―5月(第1四半期)の既存店売上高は前年同期比4.4% 減となった。

野村証券金融経済研究所の風早隆弘アナリストは27日付の投資家向けメモ で、業績のけん引役だったしまむら業態について、「今期からレジでの一律割 引を取り止めていることもあり、客数減を中心に販売の苦戦は予想以上」と述 べ、強さが薄れつつあると分析している。

野村証では今期から11年2月期までの業績予想を下方修正、今期のしまむ ら業態の既存店販売を会社計画の1%増収を下回る2%減収と見込み、連結経 常利益予想を392億円から前期比3.7%増の375億円に引き下げた。経常増益率 は同証券がカバーする小売専門店主要14社の8%を下回る。

風早氏は、今期予想基準のPER(株価収益率)が15倍と、14社平均の 16倍と同水準となったことで、「株価に割安感がなくなった」と判断した。

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