債券相場は下落、株反発や20年入札に向けた売り―10年は一時1.775%

債券相場は下落(利回りは上昇)。日経平 均株価が反発して始まったことや、この日実施の20年債入札に向けたヘッジ売 りなどが相場の圧迫要因となっている。新発10年債利回りは一時、昨年8月以 来の高水準となる1.775%まで上昇した。

AIGインベストメンツのポートフォリオマネジャー、横山英士氏は、「海 外市場は休場だったが、きょうの20年債入札を控え、朝方からヘッジ売りが出 たようだ。日経平均株価も反発している」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比16銭の134円32銭で寄り付いた。 その後も売り優勢の展開で、一時は34銭安い134円14銭まで下落した。

午前9時37分時点の6月物の売買高は7705億円程度。

現物債市場で新発10年物の292回債利回りは、前日比2.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.765%で取引開始。相場が急落した23日につけた1.755%を上回 った。その後も利回り水準を切り上げ、3.5bp高い1.775%まで上昇。新発10年 債としては、2007年8月以来の高い水準に達した。

リーマン・ブラザーズ証券チーフJGBストラテジストの山下周氏は、20 年債入札は順調な結果を予想しながらも、来週の10年債入札が重しとの見方を 示した。

日経平均株価は反発。前日比60円63銭高の1万3750円82銭で寄り付いた。

20年債入札、クーポンは2.4%か

財務省は、20年債入札を実施する。表面利率(クーポン)は、朝方の相場 調整で前回債2.2%から0.2ポイント引き上げの2.4%となる可能性が高い。

2.4%となれば3年10カ月ぶりの高水準。一方、2.3%となれば10カ月ぶりの水 準。発行予定額は前回債と同じ8000億円程度。

日興シティグループ証券シニアストラテジストの山田聡氏は、「絶対金利水 準と買い戻し需要で順当ではないか」と予想する。

市場では、「金利上昇に伴うベアフラットで10年対比の割安感は薄れたが、 20年の絶対金利水準は昨年7月債以来の高い水準。水準感からの需要が見込ま れるうえ、月末インデックス(指数)長期化のニーズもあり、業者の在庫ニーズ があるだろう」(山下氏)との声も聞かれた。

--共同取材:宋泰允 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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