MSCI新興市場株指数:5営業日続落-2月以来で最長の下げ

【記者:Pawel Kozlowski】

5月26日(ブルームバーグ):MSCI新興市場株指数は26日、5営業日 続落し、2月以来で最長の下落となった。契約者数で世界最大の携帯電話サー ビス会社、チャイナ・モバイル(中国移動)が、業界の競争を促す政府計画を 受けて下落したほか、原油相場が過去最高値圏に上昇したことで、輸送関連株 も売られた。

中国政府がより規模の小さい通信会社を統合すると発表したことが嫌気 され、チャイナ・モバイルの時価総額は香港市場で260億ドル(約2兆6900億 円)余り減少した。アフリカ最大の携帯電話会社、南アフリカ共和国のMTN グループもインドの同業最大手ブハルティ・エアテルとの交渉決裂を受け、2 月以来の大幅下落となった。ニューヨーク原油先物相場が時間外取引で続伸す るなか、韓国2位の航空会社、アシアナ航空は2年ぶりの安値を付けた。

MSCI新興市場株指数は前週末比1.2%安の1193.49と、9日以来の安値。 同指数は1月22日から今月19日までに20%上昇し、今年に入ってからの下げ を取り消していた。5営業日続落は2月11日以来。パキスタンや中国、クロア チアの指数も2%余り下落した。

投資信託SEB・TFI(ワルシャワ)の運用に携わるピオトル・ザガラ 氏は「原油高やインフレをめぐる懸念が根強い」と語り、「最近の新興市場株は かなり上昇しており、投資家が現時点で売りに動くのは驚きではない」と述べ た。

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