シュタルクECB理事、マネーや信用のデータが物価安定には重要

【記者:Sarah Shannon】

5月26日(ブルームバーグ): 英紙フィナンシャル・タイムズ(オンライ ン版)は26日、欧州中央銀行(ECB)のシュタルク理事が同紙への寄稿文で、 物価安定という目標達成を支援する上で、マネーや信用データの信頼できる指 針が必要だとの見解を示したと伝えた。

同紙によれば、シュタルク理事は徹底的な金融分析が金利決定にとって重 要だと指摘。こうした分析は長期的なインフレ傾向や、金融不均衡の可能性を 示唆するとの認識を示した。

また、2005年12月にECBが利上げ局面入りを決めたことについて、金融 分析を通じて判明した物価の上振れリスクが影響したと説明した。

シュタルク理事はさらに、信用引き締めの状況にあるなかで、ユーロ圏企 業への銀行融資はこれまでのところ著しく減少していないことが、信用データ の綿密な調査で示されたと指摘。金融分析は金融政策について、短期的にはリ スクがある時でも、必要となる中期的方向性を示すと強調した。

一段の発展には、金融分析を支えるデータや手段、枠組みが必要だと主張。 金融分析で初期段階に潜在的なインフレ傾向を見極めるための枠組みを整備す ることで、ECBは物価安定に引き続き注力できるようになると論じた。

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