チャイナ・モバイル株急落、時価総額260億ドル縮小-業界再編(2)

契約者数で世界最大の携帯電話サービス会 社、チャイナ・モバイル(中国移動)の株価は、26日の香港市場で急落し、時 価総額が260億ドル(約2兆6900億円)以上縮小した。中国政府が先週末に発 表した業界再編計画が同社より規模の小さい通信各社の支援につながることが嫌 気された。

チャイナ・モバイル株は前週末比8.2%安の114.90香港ドルで終了し、6年 余りで最大の下げを記録。この日のMSCIアジア太平洋指数の2.1%下落の最 大の要因ともなった。

今回の再編計画は、国内の大手固定電話会社2社に携帯電話サービス参入を認 めるもので、携帯電話市場でのチャイナ・モバイルの圧倒的優位が脅かされるこ とになる。ゴールドマン・サックス・グループは26日、チャイナ・モバイル株 の投資判断を「セル(売り)」に引き下げた。

RBCインベストメント・マネジメント・アジアで11億ドル相当の運用に携 わるテレサ・チョウ氏(香港在勤)は、「政府は通信業界で圧倒的な1社を支え るのではなく、業界のバランスを取ろうとしている。この動きは固定電話会社2 社にとってプラスで、収入拡大につながる」と述べた。

中国工業情報化省は24日の発表資料で、中国最大の固定電話会社、チャイ ナ・テレコム(中国電信)の親会社である中国電信集団がチャイナ・ユニコム (中国聯通)の親会社である中国聯合通信から一部の携帯電話ネットワークを買 い取り、中国聯合通信が固定電話2位のチャイナ・ネットコム・グループ(中国 網通集団)の親会社と合併する計画を公表した。

チャイナ・ユニコムとチャイナ・ネットコム、チャイナ・テレコムの香港上 場株は、23日午後から取引が停止されている。

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