欧州通貨は原油高でも上昇、ドルは低迷へ-バークレイズ・キャピタル

バークレイズ・キャピタルによれば、欧州通 貨のユーロや英ポンド、スイス・フラン、スウェーデンのクローナ、ノルウェー のクローネは原油高騰でも上昇余地が大きい。欧州の高いエネルギー効率や産油 国に対する輸出、インフレに対する警戒の強さが理由という。

同社の為替ストラテジー世界責任者、デービッド・ウー氏は23日付のリポ ートでこれらの欧州通貨は原油上昇の中で「比較的良い」相場動向になると予想。 エネルギーが値上がりするなかでパフォーマンスが最低なのは米ドルだという。 同氏は「新たなパラダイム(枠組み)の下、欧州は良い立場にあるが、米国は違 う」と記した。

ドルは今年、対ユーロで最大8.9%下落し、過去最安値を更新。サブプライ ム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場崩壊による影響で、米経済がリセッ ション(景気後退)入りするとの懸念が生じた。一方、産油国が収入減を補うた めにドル建て価格の上昇を求め、原油先物相場は最高値を更新したとバークレイ ズ・キャピタルは指摘した。

同社はエネルギー価格の高騰が米貿易赤字を拡大させる一方、他国の中央銀 行は利下げに消極的になる「悪循環」が発生していると指摘。これがさらなるド ル安につながっていると説明した。ユーロは4月22日、1ユーロ=1.6019ドル と、過去最高値を記録している。

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