エンシュウ株が午後急落、評価損で前期赤字が拡大-下方修正は4度目

自動車関連部品の工作機械や部品加工を手 がけるエンシュウの株価が午後に急落。棚卸資産評価損の計上などにより、2008 年3月期(前期)の連結純損失が膨らんだと、午前の取引終了後に発表した。 前期の業績予想の下方修正は4回目となり、会社側の業績計画に対する不信感 が強まったようだ。

エンシュウ株の終値は前週末比12円(7.6%)安の146円と、東証1部下 落率ランキング8位。取引開始は同3円(1.9%)安の155円だったが、減額修 正を受けて同16円(10%)安の142円まで下げた。

エンシュウが発表した08年3月期の連結純損失は29億4800万円で、従来 計画の9億5000万円から約20億円赤字幅が広がった。主力の工作機械関連事 業部門では、一部システム機の海外物件の採算悪化に加え、棚卸資産評価損の 計上が響いた。輸送機器他関連事業部門では、北米向けの大型二輪車用エンジ ン部品、バギー車用エンジン部品の生産が減少したところに、円高進行が追い 討ちをかけた。

09年3月期は、工作機械関連事業部門で営業力を強化して自動車業界向け の新製品の取り入れ拡大を図り、純損益は2億5000万円の黒字浮上を見込む。

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