日銀調査統計局長:世界経済と原油価格は非常に不確実性が高い(2)

(第1段落以降に発言を追加します)

【記者:日高正裕】

5月26日(ブルームバーグ):日本銀行の門間一夫調査統計局長は26日午 後、都内で行われた景気討論会で、「景気は減速が当面続くものの、その後は潜 在成長率並みの緩やかな成長経路をたどるシナリオが相対的には最も蓋然(が いぜん)性が高い」としながらも、世界経済と原油価格の先行きは「非常に不 確実性が高い」として、世界経済も日本経済も「相応のリスクを抱えたまま走 っていくことになる」と述べた。

門間局長は、景気が当面減速を続けた後、潜在成長率並みの緩やかな成長 経路をたどるというシナリオが実現するためには、①世界経済の拡大基調が基 本的に崩れない②原材料価格が先行きそれほど急に上昇しない-ことが前提に なっていると指摘。このいずれにしても「非常に不確実性が高い」と語った。

米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン問題に端を発した国 際金融市場の混乱については「まだ悪い状況が続いている」と指摘。米国の「実 体経済、金融市場、金融機関の行動の負のフィードバックが既に始まっている という懸念がぬぐい切れない」として、米国経済の「下振れリスクは残ってい る」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE