平和株が3連騰、パチンコ拡販で今期利益急増へ-業界流れと統合効く

パチンコ機大手の平和の株価が3日続伸。 法改正をきっかけにパチンコホールの経営の柱がパチスロ機からパチンコ機にシ フトしていることが追い風となる上、昨年8月に経営統合したオリンピアの業績 が通期で上乗せされ、2009年3月期業績は売上高、利益ともに大幅増を見込む。 業績好転を評価する買いが優勢となり、一時前週末比50円(4.1%)高の1270 円と昨年11月上旬以来、約半年ぶりの水準を回復した。

三菱UFJ証券の村上宏俊シニア・アナリストは、「今期の連結業績予想は ポジティブサプライズ」と評価。同証では、今期予想の1株利益(EPS)を 108円8銭(従来予想91円1銭)に引き上げ、「パチンコ業界の平均PER13 倍と比較すると、株価は割安な水準にあるため」(同氏)、投資判断を「3」か ら「1」に引き上げた。

平和が23日の取引終了後に発表した今期の連結売上高予想は前期比35%増 の842億円、営業利益は同22倍の99億5000万円。前期業績は19日に発表した 減額修正とほぼ同じ内容で、売上高は19%減の624億円、営業利益は87%減の 4億4700万円だった。

三菱UFJ証券の村上氏によると、今期の急回復は「人件費などリストラ効 果に加え、部材などの在庫評価減の縮小、パチンコ機の拡販、リユース(再利 用)効果などが主な要因」という。

会社側は、今期のパチンコ台数を25万台と見込む。前期は16万8000台に とどまっていた。04年7月に施行された遊技機規則改正に伴う3年の経過措置 期間が終了し、パチスロ旧規則機は完全に撤去。パチンコホールの店舗数は大幅 に減少したが、生き残ったホールは経営の柱をパチンコ機へとシフトさせている。

同社の坂本浩之経営企画室長は、「昨年秋以降から底を打った。業績変動の 大きな業界だが、利益率の高いゲージ版の販売比率を高め、利益率を大きく伸ば していきたい」との考えを示した。同社は、枠込みの本体とゲージ版と言われる 枠なしの遊技機の2種類の販売をしている。

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