タイの1-3月GDP:前年比6%増に加速、消費拡大-予想通り

タイ国家経済社会開発庁(NESDB)が 26日発表した2008年1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP、季節調整 済み)は、前年同期比6%増に加速した。2006年以来の国政選挙で選ばれた政権 誕生で、国民の信頼感が高まり、個人消費が拡大した。

第1四半期のGDP伸び率はブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト15人の予想中央値と同水準だった。07年10-12月(第4四半期)は前年 同期比5.7%増。

サマック首相率いる現政権は、06年にタクシン元首相を退陣に追いやった 軍事政権の後を引き継いで登場。首都バンコクの鉄道やバスといった交通手段の 整備や地方のかんがい設備への公共投資などにより、今年の経済成長率6%達成 を目指している。昨年第4四半期の成長のけん引役となった自動車輸出は、世界 の需要が鈍化するなか、減速する可能性がある。

テンプルトン・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、マーク・モ ビアス氏(シンガポール在勤)は、「政府によるインフラ計画への公共投資拡大で、 公共・民間部門の設備投資が増加する」と指摘。この日の発表によると、第1四 半期の投資は5.4%増と、昨年第4四半期の4%増から伸びが加速した。

第1四半期GDPの前期比の伸び率は1.4%と、ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想と一致した。前期は1.7%増(改定値)だった。

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