武富士株が安い、CB700億円発行で18%の希薄化懸念-大幅減配も(3)

消費者金融大手の武富士株が安い。一時 前週末比160円(7.4%)安の2000円まで下落した。同社は23日にユーロ円 建転換社債(CB)700億円の発行と、2009年3月期の配当予想の引き下げを 発表。CBは希薄化抑制の条項付きだが、株価次第では22日終値前提で最大 18%分の潜在株式が発生する。午前終値は同140円(6.5%)安の2020円。

6月19日に発行するユーロ円建転換社債型新株予約権付社債は、表面利 率が年1.5%、2018年満期の10年債で、使途は運転資金や借入金の返済。株 価が転換価格を20%上回る日が20日以上ないと権利行使できないなどの条件 がある。一方、1株当たりの年間配当は08年3月期の180円の3分の1の金 額となる60円に大幅減配する予定としている。

ゴールドマン・サックス証券の山中威人アナリストは、今回の資金調達は クレジットの視点ではポジティブとしながらも「株価が仮にPBR(株価純資 産倍率)で1倍に近い水準に戻るのなら、転換価格を20%上回ることは難しく なく転換が進む可能性は排除できない」(26日付リポート)と希薄化が進むと 予想している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE