短期市場:翌日物0.505%中心、税揚げ越え0.57-0.575%-金先小反発

午前の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.505%中心。国債決済日に当たるが、レポ(現金担保付債券貸借)の低位安 定で取引は落ち着いている。一方、6月初めの税揚げ日をまたぐ1週間物で調達 希望が増えており、0.57-0.575%の出合いとなっている。

翌日物は23日の加重平均0.502%に対して、国内銀、外銀とも0.505%を中 心に調達を進め、国内銀で0.50%の出合いもみられる。6月3日、4日の税揚 げ日を越える1週間物は0.57-0.575%の調達となっており、運用希望0.58%を 取るまでには至っていないもよう。

インターバンクの市場関係者によると、税揚げ越えの調達希望が増えてきて おり、今後の取引が注目されるという。大手銀行以外の業態から需要が見られ、 水準も0.55%から0.575%と幅がある。交付金が入る地方銀行は資金繰りが改善 するが、調達需要がある向きも見られるという。

レポは、当日物(T+0)が0.50%付近と、決済日の影響は見られない。 27日スタート分は0.515%前後、28日分は0.525%前後で、目先は月末越えの水 準が注目される。もっとも、税揚げまでは大手銀の手元資金が潤沢とみられてお り、今週は0.5%台前半から半ばで推移しそうだ。

日銀は6月に期日を迎える資金供給オペを潤沢に実施しており、期日6月 11日の本店共通担保オペの落札金利は0.54%まで低下した。6月の税揚げは3 月決算企業が法人税を納めるもので、毎年、資金不足幅が大きい。大手銀は債券 の売却資金で不足日に備えているとみられるほか、地銀は同時に国から交付金が 払い込まれることで資金繰りの大きな悪化は避けられる。

朝の定例調節は見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増加の 5兆4000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆7300億円)と積み終了先(23 日は1200億円)から推計した実質的な中立水準は4兆9000億円程度とみられる。

金利先物は小幅反発

ユーロ円金利先物相場は小幅反発(金利は低下)。原油価格が再び上昇し、 インフレ懸念が根強いなか、米住宅市場の指標悪化も続き、スタグフレーション (景気停滞下の物価上昇)懸念が広がっている。国内では円高も影響して株価が 下落。米債高を受けて債券先物が買われ、金先も小高い。ただ、インフレ圧力は 長期債の上値を押さえる要因にもなるうえ、債券は需給懸念もくすぶる。

中心限月2008年12月物は前週末比0.015ポイント高い99.025で取引を始 め、99.030(0.970%)まで買われるが、戻り売りで99.015に下げる場面も見ら れる。日経平均株価は一時300円超下落し、債先は引けにかけて上げ幅を拡大し た。期先に影響を与える2年スワップは1.20-1.21%付近と、前週末の1.21-

1.23%付近を下回っている。

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