短期市場:翌日物0.505%、準備預金5.4兆円-米国懸念で金先小幅反発

短期金融市場の無担保コール翌日物は

0.505%付近。国債決済日に当たるが、レポ(現金担保付債券貸借)の低位安定 で調達意欲は限られる。日本銀行は朝の金融調節を見送り、準備預金を5兆 4000億円程度とした。ユーロ円金利先物相場は、米国のスタグフレーション (景気停滞下の物価上昇)懸念を背景とした株安・債券高で小幅反発(金利は低 下)している。

翌日物は23日の加重平均0.502%に対して、国内銀、外銀とも0.505%を中 心に調達を始めている。前週末は準備預金5.3兆円のもと、0.50-0.505%で推 移し、一部0.49%をつける場面もあったが、0.50%は国内銀の積み需要も底堅 かった。

午前9時20分の定例調節が見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000 億円増加の5兆4000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆7300億円)と積み 終了先(23日は1200億円)から推計した実質的な中立水準は4兆9000億円程 度とみられる。

26日は政府短期証券(FB)3カ月物と15年変動利付国債の発行で6000 億円程度の資金不足。ただ、前週末に総額1.4兆円の本店共通担保オペが実施さ れており、決済要因の資金需要はおおむね満たされている。

レポは、当日物(T+0)が0.50%付近、27日スタート分は0.515%前後、 28日分は0.525%前後で推移している。前週前半に比べると下げ渋っているが、 税揚げまでは大手銀の手元資金も潤沢とみられ、今週は0.5%台前半から半ばで 推移しそうだ。

無担保コールで、税揚げをまたぐ期日6月5日のターム(期日)物は

0.57%程度の調達希望。交付金が払い込まれる地銀の需要は強くないものの、大 手銀を中心に調達意欲はありそう。ただ、期日6月11日の本店オペの落札金利 が0.54%まで低下している。

金利先物は小幅反発

ユーロ円金利先物相場は小幅反発。原油価格が再び上昇し、インフレ懸念が 強いなか、米住宅市場の指標悪化が続き、スタグフレーション懸念が広がってい る。国内では円高も影響して株価が下落している上、米債高を受けて債券先物は 買いが先行し、金先が小高い。ただ、インフレ圧力は長期債の上値を押さえる要 因にもなる。

中心限月2008年12月物は前週末比0.015ポイント高い99.025で取引を始 め、一時99.030(0.970%)まで上昇。日経平均株価は200円超下落する一方、 債券先物は上昇後に戻り売りも出ており、99.015まで上げ幅を縮小している。 期先に影響を与える2年スワップは1.20-1.21%付近と、前週末の水準1.21-

1.23%付近を下回っている。

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