東京ゴム:大幅続伸、28年ぶり高値圏に-原油高進展で買い戻し膨らむ

【記者:赤間信行】

5月23日(ブルームバーグ):東京工業品取引所では天然ゴム相場が大幅続 伸。取引の中心となる期先限月はほぼ28年ぶりの高値圏に到達した。ニューヨ ーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場が需給逼迫(ひっぱく)懸念から 最高値を更新するなか、ゴムは売り方の買い戻しで2月後半の高値を上回ると水 準を大きく切り上げた。

みずほコーポレート銀行の浜宏章商品アナリストは、米株相場がさえない展 開となって景気に不透明感が残るなか、銅などベースメタルは上値の重い展開だ が、一方で原油は高値を更新するなど個別の商品によって強弱感が対立している と指摘。そのうえで、「東京ゴムは原油高に連られた面があるものの、工業品で あることを考えると買われ過ぎであり、このまま上げ基調が続くとは考えにく い」との見方を示した。

ゴム相場の期先2008年10月物は、開始直後は売り先行で前日比4円安の1 キログラム当たり315.60円まで下げたが、午前の取引終盤にかけてプラス圏に 戻した。午後に入って中心限月ベースで2月26日の高値324.30円を上抜くと、 一時は10.70円高の330.30円まで買い進まれ、1980年5月1日に332.10円を つけて以来の水準を記録した。

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