スクエニ:今期純益31%増予想-ゲームソフトとAM施設けん引(3)

ゲームソフト開発メーカーのスクウェ ア・エニックスは23日、今期(2009年3月期)連結純利益が前期比31%増の 120億円になる見通しと発表した。今期はゲームソフト事業とアミューズメン ト(AM)施設等事業などが本格回復することで純利益の大幅増を見込む。

今期の売上高は同8.5%増の1600億円、営業利益は同2.4%減の210億円、 経常利益は同6%増の200億円をそれぞれ見込む。同社の松田洋祐取締役は東 証での会見で、経常利益が前期比6.0%増を見込むことについて「前期は急速 な円高が影響。今期も為替次第の側面もある」という。同社は、今期為替レー トは1ドル=105円を想定。同氏は、営業利益がやや減少となることについて は「ほぼ横ばいと理解している」との見方を示した。今期は全世界でゲームソ フト1150万本の出荷を見込む。

一方で、今期のアミューズメント施設事業については、松田取締役は、前 期に行った収益改善策が奏功したとして「不動産次第で確定していないが、1 けた台後半の新店舗展開を計画」と述べ、回復基調に入るとの認識を示した。 前期の出店数はマイナスだった。

前期は急速な円高で為替差損

同時に発表した前期(2008年3月期)連結純利益は、前の期比21%減の 92億円、営業利益は同17%減の215億円、経常利益は同28%減の189億円、 売上高は同9.8%減の1475億円だった。経常利益が事前の会社予想の200億円 を割り込んだことについては、松田取締役は「期末の急速な円高ドル安の影響 で事前の外貨預金のところで為替差損が出た」と答えた。売上高が減少し、利 益が前の期の半分近くに減った。アミューズメント施設の既存店の売上高は堅 調だったという。

ゲーム事業は、携帯型ゲーム機中心のソフト販売となったことから売上高 は前の期比19%減の416億円、営業利益は同46%減の89億円。AM等事業で は、売上高は同11%減の676億円となったが、「既存店売上高が堅調に推移」 (松田氏)、営業損益は31億円の黒字(前期営業損益は3億5100万円)だっ た。

スクエニの株価終値は前日比220円(6.4%)安の3220円。

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