野村初のヘッジFMー羽賀氏が運用助言開始-8月にもロングショート

野村グループで初めてヘッジファンド運用 を手掛けた羽賀誠氏の設立による投資助言業者が近く業務を開始する。トヨタ自 動車など時価総額上位の800社の株式が投資対象で、ファンダメンタルズ分析や PER(株価収益率)などのバリエーション評価を基に、「売り」「買い」を同 時に進めるロングショート運用により年間13%程度のリターンを狙う。

新設した「ウイングアセットマネジメント」が関東財務局から前週、投資助 言業の登録認可を受けた。現在、交渉中の海外のファンドと契約を締結次第、ま ず最大50億円の資金で8月にも運用に着手する。代表取締役の羽賀氏がブルー ムバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。レバレッジをかければ、 150億円程度の株式ポートフォリオになるとしている。

ヘッジファンドの運用改善

羽賀氏は「市場にはいろいろな間違いがある。我々の業務は市場のミス・プ ライシングを見つける言わば間違い探し。冷静に見抜いてポジションを積み上げ たい」と抱負を述べる。羽賀氏は1986年慶大卒。安田生命(現明治安田生命) を経て野村アセットマネジメントで98年に初のロングショート運用者となった。 01年には住信アセットマネジメントに移り、300億円を運用していた。

4月の世界のヘッジファンドの運用成績は、世界的な信用不安の後退に伴う 株価回復を背景に改善した。シンガポールの調査会社ユーレカヘッジの暫定集計 によると、世界規模で投資する2230のファンドの運用成績を示す指数は1.4% 上昇した。地域別では日本の指数の上昇が3.5%と最も大きく、北米指数が

1.5%、欧州指数も1.4%それぞれ上昇した。

--共同取材:山崎 朝子 Editor: Kazu Hirano, Hitoshi Ozawa

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