米国:ガソリン・航空運賃高で旅行短縮の動き-景気低迷も重し

米国では26日がメモリアルデー(戦没者記 念日)の祝日に当たっており、多くの人々が旅行に繰り出すが、ガソリン価格 高騰や航空運賃上昇、景気低迷のあおりで旅行期間を短縮する動きが広がって いる。

コンサルタント会社デロイト・アンド・トウシュの調査によれば、ガソリ ン価格が過去最高水準となっていることから、米国人の23%が週末の旅行計画 を短縮するか断念した。13歳未満の子供のいる家族は、35%が旅行計画を変更 したという。

同社で旅行やレジャーなどを担当するアダム・ワイセンベルク氏は、「皆、 少し財布の中身を心配し始めている。旅行の目的地は近場中心で、ガソリン価 格が高止まりしており、こうした傾向が恐らく続くだろう」と述べた。

米国自動車連盟(AAA)によれば、23-26日に約3790万人が自宅から 50マイル(約80キロ)以上離れた目的地に旅行する。過去最高を記録した昨 年と比べると1%少なく、2002年以来初の減少となる。

燃料値上がりは、雇用市場の低迷や住宅不況に加え、米国の一般世帯の重 しとなっている。16日発表された5月のロイター・ミシガン大学消費者マイン ド指数(速報値)は59.5と、4月確報値の62.6から低下。1980年6月以来の 低水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央 値(62.0)も下回った。

旅行ウェブサイト、ベストフェアズ・ドットコムによれば、格安航空会社 以外の大手航空会社6社は昨年12月20日以来、運賃を11回引き上げている。 米航空輸送協会(ATA)は、今夏の旅客機の乗客数が1.3%減少すると見込 んでいる。航空各社は米国便を合わせて2%削減している。

コンサルティング会社エアロエコンのデービッド・スウィレンガ社長は、 「旅行を避けたり、期間を短縮する動きがあり、これは航空機と自動車での旅 行、双方に見受けられることになるだろう」と語った。

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