午後の日本株は上げ拡大、円安で輸出が引き続き堅調-先物主導の展開

午後の東京株式相場は上げ幅を拡大。日 経平均株価は一時170円以上の上げとなり、午前の高値を上回って推移してい る。ドル・円相場が1ドル=104円前半と前日から円安が進行、採算好転期待 からソニーや松下電器産業、トヨタ自動車、ホンダなどの輸出関連株が引き続 き高い。ゴールドマン・サックス証券が注目銘柄に新規採用した目標株価を引 き上げたT&Dホールディングスを中心に保険株も上げを拡大している。

午後1時40分現在の日経平均株価は、前日比175円84銭(1.3%)高の 1万4154円30銭。TOPIXは同14.19ポイント(1%)高の1393.86。東 証1部の売買高は概算で14億9823万株。東証1部の騰落状況は値上がり銘柄 1014、値下がり563。東証業種別33指数は24業種が高い。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「債券先物が急落 する中で、それとの裁定と思われる株式先物の買いが活発に動いて前場の上げ を拡大させた。株先買いの圧力が強くなっており、波乱含みだ」と見ている。

債券先物6月物は一時前日比1円49銭(1.1%)安の133円93銭まで急 落し、昨年8月以来の134円割れとなった。対照的に日経平均先物6月物は上 げ幅を拡大、午後1時15分すぎからは一段高となっている。午後1時45分現 在の日経平均先物の出来高は9万4569枚。

窓埋め達成

先物主導の展開で上昇し、この日は5月20日の安値(1万4121円)と5 月21日の高値(1万4041円)の間に出来たチャート上の空間(窓)を埋めた。 窓は相場が急落したり、急騰すると形成される。窓に向けて上昇すると、戻り を待った売りなどが出やすい半面、それをを埋めて上昇すれば、それだけ相場 が力強いことを示すとされる。

資源関連株が安い

半面、石油や金価格の下落などを受け、三菱商事などの大手商社、国際石 油開発帝石ホールディングスなどの鉱業株、住友金属鉱山などの非鉄関連株と いった資源株が軟調。JFEホールディングスなどの鉄鋼株も売られている。

個別では、午前の取引終了後に2009年3月期の連結営業利益は前期33% 減と大幅減益を見込んだ日本板硝子が午後に急落。為替の円高や原材料高が重 しとなるほか、北米地域での自動車販売不振も響き、09年3月期は2けた減 益に落ち込む見通しとなったオーハシテクニカも大幅安となっている。

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