吉本興株が軟調、映画や「神保町花月」負担で営業益未達-今期も減益

お笑いビジネスを展開する吉本興業の株 価が、前日終値の1433円を下回って軟調推移。決算発表直後の午後1時すぎ に前日比35円(2.4%)安の1398円を付けた。映画制作や「神保町花月」の 運営開始など新展開のための先行投資負担がかさみ、2008年3月期の連結営 業利益は会社計画を9%下回った。今期も人材投資などで営業減益を見込み、 売りが優勢となっている。平均取引サイズは301株、出来高加重平均価格(Ⅴ WAP)は1419円で、小口の売買が中心。

吉本興が示した08年3月期決算は、連結売上高が前期比7.6%増の501 億円と過去最高を記録する一方で、営業利益が同8.7%減の59億円に落ち込 み、事前の予想を下回った。会社側が先行投資と位置付けたのは、松本人志監 督・主演の「大日本人」の制作、幕張メッセでの「LIVESTAND07」の開催、 「YOSHIMOTO DIRECTORS100」の制作、「コミックヨシモト」の創刊など。ま た、自社タレントに係わる実演家印税料率の見直しなども経費増につながった という。

09年3月期の業績予想は、連結売上高が前期比0.2%減の500億円、営業 利益が同4.5%減の57億円。グループ会社が保有していた賃貸用不動産の売 却で、同事業から得ていた営業利益がなくなることも減益の一因としている。

ブルームバーグに登録された3人のアナリストの今期業績予想の単純平均 値は、売上高が521億円、営業利益が74億円だった。

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