新神戸電やマクセルなど電池関連が相次ぎ高値、環境車用の増産にらむ

自動車用に蓄電池などを製造する新神戸 電機の株価が、一時前日比48円(6.2%)高の823円と連日で52週高値を更 新。止まらない原油高騰や、自動車と大手電機各社の間でハイブリッド車など 環境対応車用電池の増産体制を整える動きが活発化する中、今後の業容、収益 拡大を期待する買いが継続的に入っている。電池関連全般に投資人気が広がっ ており、新神戸電と同系列で電池製造を手掛ける日立マクセルも一時2.2%高 の1416円と年初来高値。東証1部の売買高上位に並ぶジーエス・ユアサ コー ポレーションも、5%高の398円まで上げて52週高値となっている。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、新神戸電について「自動 車に搭載する電池で連想される銘柄として買われている。業績もしっかり。環 境対応車用電池というテーマとして、今後も注目だ」と話していた。

日産自とNEC、トヨタと松下電産

日産自動車は今週初の19日、NECグループなどと共同でハイブリッド 車や電気自動車に使うリチウムイオン電池の量産工場を、120億円を投じて日 産座間事業所(神奈川県座間市)に建設すると発表した。2009年度まで稼働を 開始し、車両にして年1万3000台分の生産能力でスタート、将来的には年6 万5000台分に引き上げる。

また、トヨタ自動車と松下電器産業グループが共同出資する電気自動車用 の電池製造会社「パナソニックEVエナジー」は、ニッケル水素電池の量産に 向けて静岡県湖西市大森地区に新工場の建設に入った。これに伴いトヨタと松 下グループは同社の200億円の増資を引き受ける。トヨタと松下電産の動きは、 23日付の日本経済新聞朝刊が報道。環境対応車用向け電池増産の動きが、ここ へきて自動車、電機大手の中で急速に活発化してきた。

新神戸電は、4月23日に2008年3月期の連結決算を発表。売上高は前期 比20%増の781億円、純利益は同30%増の29億円と増収増益だった。環境負 荷低減に貢献する高付加価値製品の拡販と新技術の早期開発に注力、自動車用 電池の製法転換を進めたことが主因としている。

09年3月期も、売上高で前期比5%増の820億円、営業利益で同14%増 の65億円、純利益で同2.4%増の30億円を見込む。

みずほコポ銀が大量保有

新神戸電に関しては23日、みずほコーポレート銀行が22日に関東財務局 へ提出した大量保有報告書で、同行が報告義務発生日の15日までにグループ 企業全体で新神戸電株を合計262万9277株保有、発行済み株式に対する割合 を5.16%にしたことが分かった。

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