1-3月シンガポールGDP改定値は14.6%増-4月インフレ加速(2)

シンガポール通産省が23日発表した2008 年1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP、改定値)は、前期比年率

14.6%増となり、4月10日公表の速報値16.9%増から下方修正された。世界 的な需要減退やインフレ加速で今後数カ月は経済成長が鈍化するとの懸念が強 まりそうだ。

07年10-12月(第4四半期)は同4.8%減少だった。第1四半期のGD Pは前年同期比では6.7%増。前期の同5.4%増から伸びが加速した。

CIMB-GK証券のエコノミスト、ソン・センウン氏は「石油・食品価 格が非常に高い環境の下、7-12月(下期)に向けてシンガポールや他のアジ ア地域の先行きは曇りがちだ」と指摘。「インフレは大きな懸念材料であり、 多くの政府にとって最優先事項だ」と述べた。

シンガポールのインフレ率は過去26年で最速のペースで上昇しており、 4月にはシンガポール通貨庁(MAS)が自国通貨の一段の上昇を容認する方 針を示した。

政府が同日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5% 上昇し、3月の同6.7%上昇から伸びが加速した。同国政府は08年のインフレ 率が平均で5-6%の範囲内になるとの見通しを表明。これまでの4.5-5.5% の予想を上方修正した。

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