ABNアムロ証の市川氏:1.7%の買い一巡後は入札に向け売り圧力も

ABNアムロ証券チーフ債券ストラテジス トの市川達夫氏は23日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、 債券相場の見通しなどについて、以下のようにコメントした。

きょうの相場展開と予想レンジについて:

「米債安を受けて、ロンドン時間で円債先物が下がっているので、引き続 き軟調な展開とみている。朝一番は、素直に米債の動きに反応すると思う」

「先物中心限月6月物は135円割れから始まり、134円台後半から135円台 前半で推移すると思っている。新発10年債利回りは1.7%を試す展開になる」

最近の相場変動が大きい理由について:

「2つある。ひとつは市場流動性の低下が大きい。ボラティリティ(価格 の変動率)が上がってくると、様子見になる投資家が増える。それがまた、ボ ラティリティの高まりにつながるという悪循環。もうひとつは、金融政策の織 り込み方が非常に中途半端ということ。利上げも利下げも本格的に織り込めな い一方で、両方ともある程度は織り込めてしまうので、指標など強弱材料に一 喜一憂しながら反応してしまうことが乱高下の背景にある」

金融政策や長期金利の見通しについて:

「金融政策に関しては、先日発表された展望リポート(経済・物価情勢の 展望)にあったように、足元では中立、いずれ利上げの方向に行くが、年度内 はまだ難しい。利上げも利下げも出来ない状況が続く」

「そういう前提で考えると、現在の金利水準は少し高いという印象がある。 ただ、ボラティリティが高まっているので、その分、正当化されているという ことだろう。引き続き1.7%では押し目買いが入ると思うが、ある程度そこで買 いが一巡してしまうと、来月初めの10年債入札に向けて、少しまた売り圧力が 強まる可能性があると思う」

--共同取材:吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,

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