【個別銘柄】板硝、スクエニ、住大阪、海運、扶桑薬、日清粉、Pワク

23日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

日本板硝子(5202):午後に下げ幅を拡大し、8.3%安の462円で終了。 原燃料価格の高騰が利益を圧迫するほか、主要市場の日米欧で自動車用ガラス の販売が振るわないとして、09年3月期業績が大幅な減益に落ち込む見通し と、午前11時に発表した。

スクウェア・エニックス(9684):6.4%安の3220円。午後2時の前期 (2008年3月期)決算発表後に下げに転じた。主力のゲームソフト事業が低 迷、前期決算は減収減益となり、売上高と純利益は計画に未達だった。今期 (09年3月期)業績見通しでも回復力は鈍く、収益環境の厳しさを嫌気した 売りが膨らんだ。

中外製薬(4519):2.8%高の1640円と続伸。親会社ロシュ・ホールディ ングが提携関係強化を目的に持ち株比率を50.1%から59.9%に約10%引き上 げる方針を固めた。1株につき1730円で株式公開買い付け(TOB)を実施 するため、株価がTOB価格にさや寄せすると見た向きが、短期的な値上がり を期待して買いを入れた。

住友大阪セメント(5232):6.7%高の256円と大幅続伸。大和総研が投資 判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に引き上げた。

扶桑薬品工業(4538):午後1時半過ぎの08年3月期決算発表後に急騰し、 14%高の293円で終えた。09年3月期の連結営業損益は21億2000万円の黒 字を見込む。08年3月期は4億3900万円の赤字だった。売上原価率の引き下 げへ合理化を続けるなか、一部の薬価引き上げ改定効果もあって、今期は売上 原価率が68%(前期は約71%)へ低下することが大きく寄与する。

東海染工(3577):午後1時過ぎの08年3月期決算発表後に下落転換し、

9.7%安の121円で終えた。09年3月期の連結純利益は前期比89%減の1000 万円に落ち込む見通し。設備投資増による減価償却費の発生などが響く。

カルソニックカンセイ(7248):5.7%高の465円と急反発。2008年- 2012年度の新中期経営計画を発表した。最終年度となる12年度に売上高1兆 円、営業利益率5%の確保を目標とする。

コニカミノルタホールディングス(4902):4.2%高の1822円。同社が手 掛ける液晶向けの位相差付きTAC(トリアセテートセルロース)フィルムに ついて、競合相手の販売攻勢による影響が予想ほどでないとの見方が一部アナ リストの間から出た。収益に対する不透明感が薄らぎ、買いを集めた。

海運株:新和海運(9110)が6.0%安の706円、乾汽船(9113)が6.1% 安の1651円、明治海運(9115)は3.6%安の643円など。川崎汽船(9107) など大手銘柄も売られ、東証海運業株指数は4.2%安と、33ある業種別指数の 中で下落率1位となった。ばら積み船運賃指標のバルチック・ドライ指数が続 落したことを受け、収益拡大期待が後退。

テイクアンドギヴ・ニーズ(4331):ストップ安となる2000円(12%) 安の1万4210円で比例配分。08年3月期連結最終損益は20億5500万円の赤 字(前の期は36億6700万円の黒字)。従来予想は12億円の赤字だった。ハ ウスウエディングの単価回復は見られたものの、取り扱い組数が減少。基盤固 めの取り組みや新規出店により販管費がかさんだことも響いた。09年3月期 は10億4900万円の最終黒字を見込む。

テレパーク(3738):ストップ高となる2万円(16%)高の14万6000円 で比例配分。三菱商事(8058)と住友商事(8053)が折半出資するエム・エス・コ ミュニケーションズと10月1日付で合併すると発表した。規模の拡大により 収益基盤の強化を目指す。MSコミュニケーションズ株1株に対し、テレパー ク株21.9株を割り当てる。

大建工業(7905):5.5%安の190円と急反落。建材耐火性能の偽装問題 で国土交通省は22日、新たに6社の製品が基準を満たしていないとして必要 に応じた改修などを指示した。6社は積水化成品工業、イトーキ、くろがね工 作所、三菱樹脂、大建工業とエムアールシー・デュポン。国交省がサイトの資 料で明らかにした。

オーハシテクニカ(7628):9%安の800円と急反落。為替の円高や原材 料高が重しとなるほか、北米地域での自動車販売不振も響き、09年3月期は 2けた減益に落ち込む見通しとなった。

電力向けバルブメーカー:岡野バルブ製造(6492)が10%高の684円、 東証2部のトウアバルブグループ(6466)が8.6%高の31万4000円。東京電 力(9501)は22日、昨年7月に発生した新潟県中越沖地震を受けて停止して いる柏崎刈羽原発について、敷地周辺で地震が発生した場合、揺れの強さを示 す加速度が最大2280ガルと、発電所設計時想定の450ガルに比べて約5倍に なると発表した。今後1000ガルに耐えられるよう、施設の補強工事を進める。

プライムワークス(3627):東証マザーズ市場にきょう新規株式公開(I PO)した。約1カ月半ぶりのIPO案件。終日買い気配値を切り上げる展開 となり、初値は付かなかった。取引終了時点における気配値は、公開価格(23 万円)の2倍に当たる47万円。終了時の注文状況は、差し引き6162株の大幅 買い越しだった。公開株数は4000株。携帯電話で漫画などを閲覧するための アプリケーションソフトの開発などを手掛ける。

キリンホールディングス(2503):1.8%高の1754円と続伸。23日付の 日本経済新聞朝刊は、買収資金などを機動的に確保するため、有利子負債を現 在より最大で4000億円程度増やせるよう、社内の財務基準を見直すと報じた。 国内のビール市場が縮小傾向の中、海外事業の強化や多角化の推進に向け、今 後も積極的にM&A(合併・買収)を進める狙いがあるという。

ユニバーサルソリューションシステムズ(3390):ストップ高となる 19%高の1万2360円。光通信(9435)と資本・業務提携を実施すると発表。 光通信グループが保有する販売インフラや営業ノウハウと、USSが強みとす るソリューション開発能力を組み合わせることで、新たなサービスを提供でき るとしている。光通信も5.3%高の3970円と大幅高。

日本農薬(4997):6.2%高の1049円と大幅続伸。3月中間期の連結純利 益は前年同期比5.8%増の15億2700万円となり、従来予想(12億5000万円)を 上回った。中核である化学品事業で海外農薬販売が大きく伸びたうえ、新製品 を含む自社品目構成比の向上に伴い売上原価率が改善したことも寄与した。

ニチイ学館(9792):4.6%安の1510円と反落。08年3月期連結最終損 益は8億3400万円の赤字(前の期は7億7500万円の黒字)となった。ヘルス ケア事業は、介護保険制度改正の影響により、軽度利用者の介護予防への移行 に伴うサービス利用者の減少や、在宅介護サービスの利用単価の下落などによ り減収減益を強いられた。教育事業も、医療事務講座とホームヘルパー講座が 引き続き減収。09年3月期は5000万円の最終黒字に転じる見込み。

図研(6947):0.4%高の1039円と小幅続伸。組み込みシステム市場にお ける事業拡張を目的として、東証マザーズ上場のエルミック・ウェスコム (4770)と業務・資本提携することで合意したと発表。図研は6月上旬に、エ ルミック株の27.61%を取得し筆頭株主となり、持分法適用関連会社とする。 エルミックは14%高の343円で終えた。

アロカ(7704):5.2%高の1379円と大幅続伸。野村証券金融経済研究所 が、投資判断を「3(中立)」から「2(買い)」に引き上げた。

東北新社(2329):2.5%高の1210円。08年3月期の連結純利益は前の 期比46%増の25億8900万円となった。映像関連事業や制作関連事業、衛星 放送関連事業が好調だった。09年3月期の純利益は4.1%増の26億9500万円 を見込む。

新神戸電機(6934):一時6.2%高の823円と連日で52週高値。止まら ない原油高騰や、自動車と大手電機各社の間でハイブリッド車など環境対応車 用電池の増産体制を整える動きが活発化する中、今後の業容、収益拡大を期待 する資金が流入。電池関連全般に投資人気が広がり、新神戸電と同系列で電池 製造を手掛ける日立マクセル(6810)も一時2.2%高の1416円と年初来高値。 ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)も、5%高の398円まで上げて 52週高値に。新神戸電に関しては23日、みずほコーポレート銀行の持ち株比 率が5.16%となったことが、大量保有報告書で確認されている。

T&Dホールディングス(8795):6.9%高の6970円と3日ぶり急反発。 ゴールドマン・サックス証券が22日付で、「買い」の投資判断を据え置いた まま、目標株価を7380円から7880円に引き上げた。

富士紡ホールディングス(3104):7.9%高の233円まで買われ、年初来 高値を更新した。三菱UFJ証券が22日付で、目標株価を220円から280円 に引き上げた。終値は6.9%高の231円。

日産化学工業(4021):4.1%高の1386円と続伸。みずほ証券が22日付 で、投資判断を「2(買い)」から「1(強い買い)」に引き上げ、目標株価 1800円を継続した。

コナミ(9766):6営業日ぶりの反落で、4.6%安の3910円で終えた。ク レディ・スイス証券が22日付で、投資判断を「アウトパフォーム」から「中 立」に引き下げた。

WDB(2475):ストップ高となる2万円(19%)高の12万4000円と、 大幅に5日続伸。東証2部の上昇率3位。いちよし証券では「極めて投資妙味 あり」の投資判断を継続している。

日清製粉グループ本社(2002):5.6%高の1285円と3日ぶり急反発。野 村金融経済研究所が22日付で、投資判断を「4(ウエート下げ)」から「3 (中立)」に引き上げた。

楽天(4755):2.7%高の5万6900円と3日続伸。三菱UFJ証券が22 日付で、投資判断を「4(アンダーパフォーム)」から「3(市場平均並 み)」に引き上げている。

千代田化工建設(6366):8.7%高の1116円と連騰し、約3カ月ぶりの高 値水準を回復。CLSAアジアパシフィック・マーケッツは21日に、投資判 断を「売り」から「アウトパフォーム」に引き上げていた。

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