債券相場は急落、米債安や地合い悪化で1円超下げも―10年は1.7%台

債券相場は急落(利回りは上昇)。22日の 米国市場で、インフレ懸念を受けた利上げ観測を背景に米国債相場が下落したこ とや、前日に大幅反落した弱い地合いを引き継いで売りが優勢となっている。先 物中心限月は1円超の大幅安で始まったほか、新発10年債利回りは昨年10月以 来の高水準となる1.735%まで上昇した。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比1円2銭安の134円40銭で寄り 付き、直後に134円39銭まで下落した。135円割れは19日以来。その後は下げ げ幅を縮め、午前9時28分時点で70銭安の134円72銭で推移している。

午前9時28分時点の6月物の売買高は8929億円程度。

現物債市場で新発10年物の292回債利回りは、前日比6.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.73%で取引開始後は、一時1.735%まで上昇し、昨年10月12日 以来の高水準をつけた。その後は1.705%で推移している。

ABNアムロ証券チーフ債券ストラテジストの市川達夫氏は、「朝方は、素 直に米債相場の動きに反応すると思う。先物は135円割れから始まり、134円後 半から135円前半で推移すると思っている。新発10年債利回りは1.7%を試す 展開になる」と予想していた。

米国市場は株高・債券安

22日の米国債相場は続落。最高値圏にある原油相場を受け、インフレ懸念 から利上げ観測がやや高まり、売りが優勢になった。

原油相場が初めて1バレル=135ドルを突破した上、新規失業保険申請件数 が減少したことが売り手掛かりとされた。米連邦住宅公社監督局(OFHEO) が発表した一戸建て中古住宅価格が予想ほど下落しなかったことも売りを誘っ た。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは前日比 13bp上昇して2.52%付近。上昇幅は13日以降で最大。10年債利回りは10bp上 昇して3.91%付近。

一方、米株式相場は3日ぶりの上昇。失業保険申請件数が予想外に減少した ほか、原油価格が5日ぶりに下げたことから、景気見通しが明るくなった。

--共同取材:宋泰允、吉川淳子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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