日銀議事要旨:世界経済の物価上振れリスクと景気下振れリスクを共有

【記者:日高正裕】

5月23日(ブルームバーグ):日本銀行は23日午前、4月8、9日の金融 政策決定会合の議事要旨を公表した。それによると、委員はグローバルな物価環 境について「原油など国際商品市況は高水準にあり、世界的に上振れリスクを抱 えている状況にある」との認識で一致した。海外経済については「国際金融市場 の動揺が続き、米国経済が停滞するなど下振れリスクが高まっている」との認識 を共有した。

日銀は5月の金融経済月報で、日本銀行は20日午後、5月の金融経済月報 を公表し、景気は「エネルギー・原材料価格高の影響などから減速している」、 先行きは「当面減速が続くものの、その後緩やかな成長経路をたどると予想され る」として、いずれも前月の判断を据え置いた。

白川方明新総裁は20日の定例会見で、世界経済について「国際金融市場や 米国経済の面で引き続き下振れリスクが高い」と述べると同時に、「原油価 格が最高値を更新するなどインフレ方向のリスクも高まっている」との認識 を示した。国内経済も「景気減速の動きも明確になってきている」と指摘。 エネルギー・原材料高が「国内民需の下振れにつながらないか注意深くみて いく必要がある」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE