カナダ中銀カーニー総裁:追加利下げの必要性が生じる可能性は高い

カナダ銀行のカーニー総裁は30日、同 国経済が16年ぶり低成長となり、インフレ率が目標水準を下回っていること に言及し、恐らく追加利下げが必要になるとの認識を示した。同中銀は昨年 12月以降、4回の利下げを行っている。

カーニー総裁はカナダ下院の金融小委員会で、「中期的にインフレ目標 を達成する上で、一部追加の金融刺激策が求められる可能性が高い」と述べた。 カナダ中銀はインフレ率を2%に維持することを目標としているが、3月は

1.4%だった。

カナダ中銀は4月22日、政策金利を0.5ポイント引き下げ3%と、2005 年以来の低水準とした。利下げ決定は2会合連続だった。同中銀は国内経済に ついて、世界的な信用市場の混乱と最大の貿易相手国である米国への輸出低迷 により、向こう2年間減速を見込んでいる。

小委員会での証言で、カーニー総裁は「課題となっているのは輸出面 だ」とし、「カナダの内需については堅調だ」と指摘。また、米国で見られて いる住宅金融市場の崩壊と同様の状況はカナダ国内では起こり得ないと述べ、 「カナダの住宅金融の構造は米国とは全く違う」と説明した。

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