米国市場のアジア株:反発、松下電産が高い-投資判断引き上げ好感

米国市場のアジア株相場は反発。松下電器 産業(MC US)が高い。同社の投資判断を少なくとも4社の証券会社が引き上げ たことが好感された。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを決定 し、「経済の見通しは依然弱い」との声明を発表したのを受け、伸び悩んだ。

アジア企業ADR指数は、前日比0.5%高の163.49。日本企業ADR指数 は同0.1%高の107.21(ともにバンク・オブ・ニューヨーク集計)。

シカゴ商業取引所(CME)の日経平均先物(6月限)は、同20円高の1 万3930円。大阪証券取引所は1万3820円、シンガポール取引所(SGX)は 1万3795円(ともに通常取引終値)。

松下電産のADRは7.3%高と、1月31日以来の大幅高。2006年5月以来 の高値となる23.37ドルに上昇した。同社は28日、薄型テレビやデジタルカメ ラなど主力製品の拡販で今期(09年3月期)の連結純利益が前期比10%増の3100 億円と過去最高を更新する見通しと発表。前期(08年3月期)の好決算と今期 予想を受け、アナリストの間では同社株の投資判断を引き上げる動きが相次い でおり、先高期待が膨らんでいる。

半導体ファウンドリー(受託生産)最大手の台湾積体電路製造(TSMC、 2330 TT)のADRは昨年7月以来の大幅高。同社が29日発表した08年1-3 月(第1四半期)決算は、前年同期比49%増益。家電用半導体の販売が伸び、 増益率は7四半期ぶりの高水準となった。

電子小売取引の運営会社、韓国のGマーケット(GMKT US)は、新規株式公 開(IPO)を実施した06年6月以来の大幅高。同社の1-3月期の1株利益 (一部項目除く)は21セントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平 均を26%上回った。

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